ろ過効率はどのように決定されますか?
パーセント単位のろ過効率はウイルスと細菌の両方で測定しており、フィルターが病原体の通過をどれくらい効果的に遮断するかを反映したものです。このパーセントは一般的には非常に高くなります(98%以上)。しかし、呼吸回路のろ過効率を比較する場合には、フィルターの検査条件を把握することが非常に重要です。
第三者機関において、以下の基準に従う方法でF&P製のフィルターをテストしました。
- 【BS EN 13328-1:1998(案)】麻酔・呼吸両用の呼吸システムのフィルター(パート1): –フィルター性能を評価するための単分散微生物チャレンジ試験。
ウイルスと細菌に対するろ過効率試験では、フィルターを人工呼吸器回路に接続し、特定のウイルスまたは細菌微粒子をエアロゾル化した水滴に入れ、ろ過効率を測定しました。水滴で病原体がフィルターに運搬される状況は、これらの病原体が一般的に実験室の外に拡散される方法を再現しています。
平均粒径(MPS)も報告されています。MPSは病原体を運搬するためのエアロゾル化された水滴の大きさです。MPSは資料にも記載されていますが、試験対象の細菌とウイルスの実際の大きさが相当小さいことを念頭に置くことが重要です。
RT019、RT020の試験では、フィルターを人工呼吸器の呼気終末ポートに付けたRT380 Evaqua 2デュアル型呼吸回路を使用しました。 加温加湿ガス(温度37°C、相対湿度100%)を25時間通過させ、ろ過効率試験を実施しました。
RT016の試験では、フィルターを人工呼吸器の吸気ポートに付けた状況をシミュレートしました。