Last Updated: 24 Jan 2022, 10.22AM (NZDT)
この情報リソースは、COVID-19感染の疑いまたは感染確認された新生児、乳幼児と小児の治療管理について、医療従事者を支援するためにまとめられたものです。この情報は各病院の方針の推奨事項または要件に代わるものではありません。
このリソースでは、世界保健機関(WHO)のガイドラインに言及しています1。このリソースに記載されるリンクよりWHOの最新情報にアクセスしてください。
ほとんどの小児症例で、治療決定を変えるべきであることを示唆するエビデンスはありません。治療法は患者の基礎生理学的症状および臨床症状と共に現在のエビデンスに基づく呼吸管理に従う必要があります。
COVID-19感染症により呼吸補助を必要とする患者はウイルス量が高く、医療従事者と他の患者に潜在的な感染リスクをもたらします。COVID-19感染症に感染または感染が疑われる全ての患者は、適切な隔離や個人防護具(PPE)といった予防策で対応しなければなりません。病院の方針やWHOのガイドラインをご参照ください。
WHOのガイドラインでは、鼻カニューレまたはプロングによる酸素療法は忍容度がより高いため、小児に対する酸素供給方法として好ましく、また低酸素血症性呼吸不全の特定の患者には、NHFの使用を検討すべきであることを示唆しています。NHFを受けている全ての患者は、臨床的悪化について細やかなモニタリングが必要です1。
エアロゾルの分散に関するデータは、ネーザルハイフロー療法COVID-19情報をご参照ください。 Fisher & Paykel(F&P)Healthcare製の小児用ネーザルハイフロー製品#
機械的人工換気を使用できない状況において、バブルCPAPは重症低酸素血症を呈する患者に使用でき、より容易に提供できる可能性があると、WHOのガイドラインでは提言されています1。 呼吸補助を(COVID-19感染以外の理由で)必要とする新生児の現行の標準治療がバブルCPAPである医療機関では、大部分の新生児患者について臨床業務を変えることは現在推奨されません。 バブルCPAP供給システムを用いる場合、ガスとエアロゾルがリークする可能性のある2つの主な箇所があります。患者とマスク/プロングの間(患者側のリーク)、バブルCPAPジェネレータからの空気排出口(意図的なリーク)。
侵襲的換気が必要な場合、侵襲的な呼吸補助を行う間は、加温加湿されたガスを供給することが広く推奨され、実践されています1。
F&P Healthcare製の乳幼児用侵襲的換気加湿回路#
F&P製の乳幼児用侵襲的換気回路は単一患者専用です。
深刻な呼吸器疾患を患っている重症のCOVID-19感染患者は、分泌物への対処と粘液の詰まりを補助するために高い湿度を必要とします5。加温加湿することによって効率的な換気とガス交換を促進し6、最適な粘膜線毛運動機能を保持します7。 COVID-19感染患者を治療する医療従事者向けの加温加湿についての情報は、COVID-19感染患者を治療する医療従事者向けの加温加湿をご参照ください。
追加のF&P Healthcare製品リソース 仕様書、取扱説明書、使用方法動画など乳幼児用製品シリーズについての詳細は、弊社の乳幼児向け呼吸管理サポートページをご参照ください。 F&P製の加温加湿器とフロージェネレータについての詳細は、以下をご参照ください。
#セットアップ手順の詳細、警告、注意事項、禁忌については、取扱説明書をご参照ください。装置セットアップが適用外の場合、このセットアップが承認された装置のセットアップではないため、ユーザー自身の責任となりますことをご了承ください。