ネーザルハイフロー療法について

NHFは、オープンシステムとなるように設計された流量ベースの治療であり、一般的には空気と酸素を混合するデバイス、混合ガスを加温加湿する加湿器、患者さんに加温加湿ガスを届ける回路とインターフェースから構成されます。オープンシステムを維持するために、鼻カニューレの適切なサイズ選びが重要です。
 
 

NHFの作用機序と、得られる生物学的効果には関連があります

Mechanism of Action
生理的研究、Milesi et al. 2013

Dynamic気道陽圧

NHFでは、所定の流量に設定されます。小児患者の体重、設定流量、鼻孔中隔など幅広い要素に基づいて、あるレベルのDynamic気道陽圧が生成されます。4

オープンシステムとしてNHFを維持できるように、鼻カニューレが鼻孔を密閉しないようにすることが重要です。

NHFによるDynamic気道陽圧は、標準的な酸素療法と比較して吸気努力および呼吸仕事量を軽減することが示されています。5-7 呼吸仕事量は、肺の弾性力に抗して肺を広げるために必要とされる力です。

 

気道の湿度を高める

NHFは加温加湿した酸素と空気の混合ガスを供給し、鼻の粘膜の維持と粘膜線毛運動機能を保ちます。8

 NHFは、標準的な酸素療法に比べて、粘膜の乾燥や損傷を低減し、分泌物クリアランスを向上させます。9  NHFは常に適切に加温加湿される必要があるとしています。10,11
酸素補給

酸素供給

NHFは、標準的な酸素療法とは異なり、設定流量が患者の一回換気量に到達もしくは超過すると、処方されたFiO2を正確に供給することができます。’ 12,13

FiO2​は"吸気に含まれる酸素の濃度です。13​正確なFiO2を供給できることに加えて、NHFのメカニズムを組み合わせることで酸素化が改善されます。14-16

快適性の向上

NHFは、鼻にやさしいオープンシステムです。

CPAPに比べて、NHFは患者さんの快適性、コンプライアンス、治療への認容性が向上します。17,18 さらにNHFは、鼻腔外傷の著しい減少にも関係しています。19-22

患者の快適性を検証するために、心拍数、顔の表情、動きなど、客観的な評価項目が試験に用いられました。18

エビデンスに基づいたNHFの実施

病院全体でNHFを使用し、患者の気道サポートの有用性を示唆したエビデンスがあります。
NHFの異なる患者層への使用についての詳細をご覧ください。

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